東北の山旅 山寺編

東北の山旅3日目は松尾芭蕉『奥の細道』で有名な山寺は山形県山形市にあり、正式名は宝珠山立石寺といい天台宗のお寺です。立石寺本堂・根本中堂・日枝神社・山内支院・大仏殿・奥之院・開山堂・五大堂などからなり山全体が修行の場となっています。参拝時間は人によって様々ですが、おおよそ2時間~3時間程みていればよいかと思います。今回は早朝に訪れたこともあり人が少なく静かな境内をゆっくりと巡ることが出来ました!

立石寺登山口?横にある奥の細道解説板
立石寺参道入口
立石寺本堂
根本中堂
境内にある松尾芭蕉の銅像
松尾芭蕉銅像の隣にある、芭蕉の弟子 曽良(そら)の銅像
立石寺入口(門から先は入山料が必用となります)
境内マップ
松尾芭蕉の歌詞の基となった『せみ塚』
仁王門
仁王門の仁王像
立石寺の名の由来?になった開山堂
山寺随一の展望を誇る五大堂(五大明王を祀るお堂)から眼下に山寺駅が見えています。
釈迦が峰の斜面には修行の岩場が点在しています。
奥之院隣にある大仏殿
山寺の最上部に位置する天台宗 宝珠山奥之院

東北の山旅 出羽三山編

9/3(金)~6(月)の日程で東北、山形県の出羽三山と奥の細道で有名な山寺を巡って来ました。今回は出羽三山編ということで9/3(金)の月山登山(姥沢口出発)~ゴンドラ利用で月山(1984m)登頂。下山もゴンドラ利用予定でしたが最終便の時間に間に合わず徒歩にて姥沢口まで下山しました!行動時間は約5時間でした。山中では夏の花から秋の花へと移行していました。山頂へと向かう道中はガスの中でしたが、山頂では奇跡的に少しの時間雲が切れ周辺の山や日本海をはじめ鳥海山まで見る事が出来ました。9/4(土)は出羽三山のあと二つの山(羽黒山・湯殿山)を訪ねました。

姥沢口駐車場から10分程舗装路を上ったところにある月山登山口
往路は月山ペアリフトに乗車
ペアリフト改札口
ペアリフトに15分程乗車して山上駅(1510m)に到着しました。
山上駅から牛首分岐までは木道が整備されています。
ニッコウキスゲがまだ少し咲いていました。
エゾシオガマ
イワショウブ
ハクサンイチゲ
ミヤマウスユキソウ
月山神社奥宮入口(8/31で閉山でした)
月山山頂(1984m)に到着しました!
9/4(土)最初は羽黒山の国宝 五重塔。
五重塔までは随神門から下って行きます。
巨樹が連立する荘厳な空気が漂う参道。
朱塗りの神橋を渡ります。
神橋から須賀の滝を望む
樹齢千年以上の爺杉
羽黒山五重塔入口
五重塔正面
そばに人が立つと大きさが良く判りますね!
羽黒山神社駐車場から三神合祭殿へと続く参道
羽黒山鳥居
羽黒山/三神合祭殿 今年は丑年御縁年でご利益が倍増です!
合祭殿の前にある鏡池、ヒツジグサ・睡蓮・コウホネなどが咲きます。
水面から茎が伸び黄色い花が咲いているのがコウホネです。
社務所の軒に変った形の飾りが付けてありました。
社務所内
東照宮
八百万神が祀ってあります。
境内には奥の細道で有名な松尾芭蕉の銅像と歌碑があります。
最後は湯殿山を訪ねました。
大駐車場から徒歩約30分程で参拝バス終点まで行く事が出来ますが、夕方4時近くだった為、シャトルバス利用で参拝バス終点向かい、そこから参道を歩く事3分程でご神体のある湯殿山神社本宮に到着。参道ならびにご神体は撮影不可でした。
参拝バス終点から左側の階段を進んで行きます。
参道入口
本日も内容の濃い一日となりました。

多良山系 八丁谷左谷沢登り

8月最後の日曜日、久しぶりに多良山系の沢を遡行することにしました。長崎県大村市黒木町の八丁谷へと向かう林道ゲート(チェーンで通行止めされていいる)から左に入り、大払谷上流から入渓。以前は広く明るい河原だった場所ですが近年の大雨被害により殆ど土砂で埋まっていました。沢の名は(ウナギテ沢)なお、入渓地から上流もしばらくは土砂で埋まった沢沿いに遡上し、途中何ヶ所も砂防提を高巻きしたり一ヶ所は懸垂下降で沢へと戻るなどしました。コース中ほどからは土砂もなく大小の滝を越えながら順調に遡上して行き約3時間程で水が枯れた地点で終了とし、下山は一般登山道を八丁谷(林道終了点)経由1時間程度で黒木の駐車場へと戻りました。今年の夏は長雨が続きで沢に行くチャンスが少なく久しぶりの沢登りでリフレッシュすることが出来ました。沢で休憩していると秋の風が吹き短かった夏の終わりを感じました!下山後は平谷温泉でホッコリしてから帰路へとつきました(#^^#)

今回はP2駐車場からスタートしてP1先から入渓しました。
左側がP1駐車場です。
以前は広く明るい河原でしたが度重なる大雨で殆ど沢が土砂で埋まっています。
沢に光が入りいい感じです!水に入っても気落ちいい程度の水温でした。
時々高さのある滝が現れます。この滝は右側の水流横を登って行く事が出来ました!
この滝は終盤に出てきた高さ約12m程の滝で、水流の左側を滝上へと登って行きました!
下山後は平谷♨で汗を流しサッパリしてから帰路へとつきました。本日も充実した一日でした!

福岡の名低山 六ヶ岳周遊

福岡県の若宮市、鞍手市、直方市の境に位置する山で宗像三女神が降り立ったという伝説が残っている山です。登山口は4ヶ所ありますが、今回は若宮市の宮田登山口からスタートして時計回りに周遊しました。出穂の峰、高祖の峰、崎門の峰、天冠の峰、羽衣の峰、六ヶ岳/朝日岳からなり、最高峰は六ヶ岳/旭岳(338.9m)です。なお、プラス3座(新入岳・北龍ヶ岳・龍ヶ岳)もついでに登りました。高低差の少ないアップダウンの連続で山トレとしては丁度よかった感じです。行動時間は3時間35分でした!ちなみによく地元の方が利用しているのは直方側の下新入登山口からの往復コースです。

宮田登山口(上部登山口)からスタート。ここには駐車スペースがあり、4~5台程度駐車可能です。
宮田登山口から約10分程で内野池に到着。六ヶ岳の由来も案内板があります。今回は池の手前から出穂の峰を目指しました。
内野池からはこれから登る出穂の峰、六ヶ岳の山頂付近を確認することが出来ました。
出穂岳東新道と書いた標識がありました。
いったん平坦になりますがこの後、山頂まで急な登りとなります。
出穂の峰山頂(293m)に到着。内野池から約30分程で到着しました!
分岐には手作りの案内標識があります。
真ん中のピークにアンテナが見えますが六ヶ岳の山頂です。
出穂の峰から20分程で高祖の峰(260m)に到着しました。次の崎門の峰へはいったん出穂の峰側に4分程戻った地点から左折します。
崎門の峰への急な登り取りつき、足元が濡れているときは要注意です!
崎門と峰山頂の一角にある六嶽神社上宮
崎門の峰山頂(272m)に登頂。天冠の峰はこの山頂標識の右手へ進みます!
崎門の峰から12分程で天冠の峰(252m)に到着。次の羽衣の峰へはこの後、いったん崎門の峰へと戻ることになります。
天冠の峰から25分程で羽衣の峰(315m)に到着。展望はありません!次はいよいよ六ヶ岳/朝日岳です。
羽衣の峰から11分で六ヶ岳/朝日岳(338.9m)に到着しました。山頂からは360°のパノラマを楽しむことが出来ます!
六ヶ岳山頂は広い原っぱになっていて朝日岳の山頂標識のすぐ近くに六ヶ岳の山頂標識があります。どっちやねん!
山頂の近くにキンミズヒキの花が咲いていました。
龍ヶ岳(222m)山頂に到着しました。龍ヶ岳山頂は昔、山城があったとの案内板がありましたが現在は林の中で展望はありませんでした。
龍ヶ岳山頂は色々な山や登山口へと向かう分岐になっているので進行方向をよく確認してから進むようにしましょう!
龍ヶ岳山頂から南尾根を下ること約20分程で宮田登山口(スタート地点)に到着しました。

日本百名山 剣山&秘境 奥祖谷の二重かずら橋

日本百名山にも選ばれている徳島県の剣山に8/10(火)登り、翌日の11日は観光を満喫しました。

8月のお盆前後、山中ではキレンゲショウマという黄色い花が咲きます。アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草で小説家 宮尾登美子の小説「天涯の花」に登場する花です。また山頂付近は四国の山特有の笹の大地が広がっており、景色も雄大で三嶺へと続く縦走路が美しいです。山の中腹までゴンドラが運行しており、比較的簡単に山頂に立つことが出来るのもこの山の魅力かもしれません!春・夏・秋と季節を変えて登るとそれぞれに違った姿を見せてくれることでしょう。

見ノ越駐車場を出発、ゴンドラとは反対側に50m程進むと剣神社の階段があり、剣山登山口となっています。
剣神社で安全登山祈願をしてから出発しました。
剣山は家族連れ、観光客が多く訪れる事もあり分岐には案内標識が設置されています。
分岐にある刀掛けの松、これより行場方面に進むとキレンゲショウマの群生地となります。
イヨフウロが咲いていました。
ナンゴククガイソウ(紫の花)
キレンゲショウマ、まだ蕾も多く付いていました。
キレンゲショウマの花は沢沿いのやや湿った場所を好んで咲きます。
鹿の食害から守るため群生地付近はネットで囲ってあります。また斜面の足場の悪い場所なので注意しましょう!
頂上付近には宿泊施設、売店、剣山本宮などが点在しています。
剣山山頂(1955m)に到着。残念ながら遠くの山は雲に覆われ見る事が出来ませんでした!
剣山の三角点はしめ縄で囲ってありました。また、山頂周辺は植生保護の為、木道が敷いてありますので木道から逸れないよう注意しましょう!
剣山山頂から南西側に次郎岌のピークが見えています。笹の縦走路が良い感じです!
下山は往路と違うルートで下山しました。画像は大剣神社とご神体の岩
こちらは剣山登山の翌日になりますが奥祖谷(おくいや)の二重かずら橋の観光をした際の画像になります。見ノ越から車で20分程下った地点にあります。
二重かずら橋、案内板
入口に料金所とトイレがあり、階段を下っていきます。
3分程下った所に男橋(おばし)と女橋(めばし)の分岐があります。手前が男橋になります。
吊り橋のワイヤーにかずらを絡ませてあり、雰囲気がありgoodです!少し揺れますよ~
眼下には祖谷川の景観が見えて高度感も抜群です。春は新緑、秋は紅葉が綺麗です!
中間地点から対岸方向を見ています。
こちらは女橋(めばし)と取りつきとなります。
女橋のほうは男橋より小型になり、高度感もあまりありません。
女橋の隣には野猿(やえん)と呼ばれる籠のような乗り物があります。(籠に乗り自分で紐を手繰り渡る乗り物)今回はコロナウィルスの影響か、使用禁止となっていました。
奥祖谷の二重かずら橋から下流に向けて車で下っていくと名頃という地区があり、カカシの村として有名なところです。ほほえましいカカシ達が迎えてくれます。なお、このほかにも大歩危、小歩危などの観光地も近くにありますので時間があれば剣山登山と合わせて巡るといいかもしれませんね!

剱岳&立山三山縦走③

前回の剱岳登山に引き続き今回のパート3では立山三山縦走の様子をお伝えします。剣山荘では素晴らしい朝焼けを見て、朝食を済ませてからのゆっくりスタートとなりました。別山、真砂岳、立山三山(富士ノ折立、大汝山、雄山)を経て宿泊地のみくりが池温泉まで歩きました。素晴らしい天気に恵まれ、北アルプス北部、南部の山々を一望することが出来ました!

剣山荘前の広場からは後立山の山並みのシルエットが綺麗でした。画像左側は唐松岳、中央の尖ったピークは鹿島槍ヶ岳です。
別山の稜線も綺麗に見えていました。
剣山荘から別山乗越までは剱御前岳の山腹を斜めにトラバースする形で3ヶ所ほどある雪渓を切りながら登りました。
雪渓が融けた後には次々に高山植物の花が咲き始めていました。
何度見ても見飽きない剱岳
別山山頂のお社に到着。
別山から真砂岳へと向かう縦走路から立山三山を望む、美しい縦走路です!
真砂岳から富士ノ折立への上り
眼下には地獄谷、雷鳥平、そしてその奥には大日三山が聳えています。
富士ノ折立山頂からは眼下に黒部ダム、その裏手に針ノ木岳・蓮華岳をはじめ南アルプス、富士山まで見えていました。絶景です!
北へ目を移すと相変わらず剱岳が見えています。
富士ノ折立、標高はなんと剱岳と同じです!
大汝山山頂まであと少し。
立山三山最高峰、大汝山(3015m)登頂しました!
奥の尖ったピークは北アルプスの名峰、槍ヶ岳だ~!
いよいよ立山三山残ったピークは雄山です。鳥居の先でお祓い料700円を支払い3003mの上宮へ
雄山山頂では神主さんのお祓いを受け、旅の無事を感謝しました。
雄山のところにある社務所先に一等三角点「立山」があります。
雄山神社から35分程下った所にある一ノ越の広場に到着。
一ノ越の広場からは爺ヶ岳から針ノ木岳にかけての稜線や槍ヶ岳方面を眺める事が出来ます。
一ノ越から室堂方面へと下る途中、浄土山方面の稜線が見えていました。今年は残雪が多いのがわかります!
随分、標高が下がって来て室堂が近くなってきました。
室堂山荘付近から立山の稜線を見上げて
日本最古の山小屋、内部を見る事が出来ます。
昼食は室堂山荘さんで牛丼を食べました!\(^o^)/
本日のお宿は、日本一高所にある温泉宿みくりが池山荘さんです!温泉で疲れた身体を癒しましたよ~
最終日の朝も快晴でした。画像はみくりが池と別山、左奥に少しだけ剱岳の山頂が見えています。
室堂、初日はガスガスで見えなかった立山の稜線も最終日は綺麗に見えました。
室堂から美女平駅へと向かう車窓から剱岳をパチリ!今回も素晴らしい山旅となりました。感謝、感謝!

剱岳&立山三山縦走②

剱岳&立山三山縦走パート②では8/5(木)剱岳頂上アタックの様子をお送りします。別山尾根は岩場の連続で緊張する場所が多くありますが、ロケーションは最高です!

早朝は剱岳にガスがかかっていましたが、時間が過ぎるにつれ段々スッキリ晴れていきました。
今回は残雪が多い事もあり釼沢経由で剣山荘へと向かいました。画像は剱沢のテント場です。
今回は剣山荘へと向かう途中、雪渓を2ヶ所横断しました。
釼御前小舎から1時間10分程で剣山荘に到着しました。
前剱岳山頂から剱岳本峰を望む、堂々とした風格が素晴らしい!
前剱の門と呼ばれる岩場、迫力です!
カニのタテバイ、奥に大日三山が見えています。
剱岳(2999m)登頂しました!
カニのヨコバイを通過した後のハシゴ場
平蔵ノ頭、下山コース
一服剱側から前剱岳を見上げる。今回の剱岳登山も安全に終了することが出来、ほっとするひと時でした!剣山荘に到着後、祝杯をあげたことは言うまでもありませんね(#^^#)